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がん検診

2人に1人がなんらかのがんになると言われています。誰しもがかかる可能性のあるがんですが、早期発見、早期治療で多くのがんが治ります。がんによる死亡を少しでも減少させるため、検診を正しく受診しましょう。
ワコールでは、以下のがん検診を実施しています。
自己負担金は、検診当日に窓口でお支払いください。

検診項目 対象者 検査内容 受診方法 自己負担
子宮がん検診 20歳以上の被保険者
20歳以上の被扶養配偶者
40歳以上の被扶養家族
(偶数年齢)
子宮頸部細胞診 定期健診のオプション 一部あり
経膣エコー 子宮頸部細胞診検査を受ける方のみ追加可能 全額
乳がん検診 36歳以上の被保険者
36歳以上の被扶養配偶者
(偶数年齢)
エコー(推奨) 定期健診のオプション 一部あり
40歳以上
(偶数年齢)
マンモグラフィ+エコー(推奨) 定期健診のオプション 一部あり
大腸がん検診 40歳以上
(毎年)
便潜血検査 定期健診 なし
ピロリ菌検査 原則40歳時 血中ピロリ菌抗体検査 定期健診
(40歳時に受診できなかった方は、次の定期健診で自動的に設定されます)
なし
  • ※注意事項
  • ・治療や経過観察などで定期的に検査を受けられている方は、がん検診の受診が必要かどうか主治医に相談しましょう。
  • ・体調不良等で精密検査を受けられない状況の方は、主治医に精密検査を受ける時期等のご相談をお願いします。
  • ・施設によっては、生理中の子宮がん検診は受けられないところもありますのでご注意ください。
  • ・何らかの理由で定期健診時にがん検診が受診できなかった方は、市民検診等での受診をご検討ください。詳しくは、自身が住民登録されている自治体のホームページをご確認ください。

子宮がん検診

子宮がんってどんな病気?

子宮にできるがんは大きく分けて2種類あります。「子宮頸がん」と「子宮体がん」です。
この2つのがんは、まったく別の病気です。

  子宮頸がん 子宮体がん
部位 子宮頸部(子宮の入口) 子宮体部(子宮本体の内側)
原因 ヒトパピローマウイルス(HPV) ホルモンバランス異常
発症年齢 主に30~40代
20~30代に急増中
主に50~60代

子宮がんってどんな病気?

子宮頸がん 基礎知識(国立がん研究センター がん情報サービス)
https://ganjoho.jp/public/cancer/cervix_uteri/

子宮体がん 基礎知識(国立がん研究センター がん情報サービス)
https://ganjoho.jp/public/cancer/corpus_uteri/index.html

子宮頸がんの特徴

子宮頸がんは主にヒトパピローマウイルス(HPV)の持続的な感染が原因で起こります。HPVに感染しても多くの方は1~2年以内に自己免疫で自然に排除されますが、一部の方はHPVに感染した状態が続くと前がん病変につながり、子宮頸がんに進行することが知られています。
がんが多少進行しても、自覚症状はほとんどありません。しかし、子宮頸がんは早期発見することで、比較的治療しやすく予後の良いがんです。

子宮頸がんの予防

  • 1.子宮頸がんワクチンを受け、HPV感染を予防する
    (健康保険組合の接種費用補助制度もあります)
  • 2.定期的に検診を受け、がんになる前に発見する
  • 3.検診で異常が見つかったら必ず受診し、主治医による経過観察を続ける

子宮頸がんは予防ができる唯一のがんです。だからこそ定期的な検診がとても大切です。

どんな検査を受けるの?

細胞診検査

ブラシのような器具で子宮頸部をこすり、細胞を採取します。採取した細胞にがん細胞がないかを調べます。

細胞診検査
経腟超音波検査

膣内に細長い超音波の器具を入れ、モニターで子宮や卵巣の画像をみます。子宮がんだけでなく子宮筋腫や卵巣がんなど女性特有の病気の発見に有効です。

経腟超音波検査

子宮頸部細胞診検査は、2年に1回受けることが推奨されています。
しかし、不正出血やおりものの異常などがみられたら、すぐにかかりつけの婦人科を受診しましょう!

乳がん検診

乳がんってどんな病気?

乳がんは乳房にできる悪性の腫瘍です。多くの場合母乳を乳頭まで運ぶ乳管から発生します。日本人女性がかかるがんの中でかかる割合が最も高く、年々増加しています。
乳がんの発生には、女性ホルモンのエストロゲンが深く関わっていることが知られています。


乳がん 基礎知識(国立がん研究センター がん情報サービス)
https://ganjoho.jp/public/cancer/breast/

乳がんってどんな病気?

乳がんの主なリスク要因開く
  • 初経年齢が早い
  • 閉経年齢が遅い
  • 出産歴がない
  • 初産年齢が遅い
  • 授乳歴がない
  • 閉経後の肥満
  • 飲酒習慣
  • 一親等の乳がんの家族歴
  • 良性乳腺疾患の既往歴
    *出典 日本医師会
知ってる?ブレストアウェアネス開く

ブレストアウェアネスとは、乳房を意識する生活習慣のことです。
日頃から乳房の状態を知りましょう!
普段の乳房の状態を知っておくことで小さな変化にも気付きやすくなります。入浴や着替えの時に自分の乳房を見て、触って、感じましょう。
特に以下の変化に注意しましょう。

  • 乳房のしこりがないか
  • 乳房の皮膚のくぼみや引きつれ
  • 乳頭からの分泌物
  • 乳頭や乳輪のびらん

変化に気付いたら、検診を待たずに専門医を受診しましょう!

乳がんは早期発見・早期治療によって比較的治りやすい病気です。
だからこそ検診による早期発見がとても大切です。

どんな検査を受けるの?

超音波(エコー)検査
  • 数mmの小さなしこりを見つけやすい。
  • しこりの性状がわかりやすい。
  • 妊娠中でも可能な検査。
超音波(エコー)検査
マンモグラフィ検査
  • 触診や超音波検査でしこりを認めない乳がんでも石灰化、乳腺のゆがみから乳がんを発見できる。
  • 石灰化の性状や範囲がわかる。
マンモグラフィ検査

おすすめの検査は?

30代後半~60代について
エコー検査ではマンモグラフィ検査で見つけにくい腫瘍を見つけられる可能性がある。40代でも高濃度乳腺の比率が半数以上存在するため、40歳以上ではマンモグラフィ検査とエコー検査の併用検診が望ましい。

乳がん検診のガイドラインでは2年に1回の検診が推奨されています。
ただし、しこりや分泌物などの異常がみられたら、
乳がん検診を待たずにすぐに乳腺外来へご受診ください!

大腸がん検診

大腸がんってどんな病気?

大腸がん(結腸・直腸に発生するがん)は日本人のがんによる死亡原因の上位であり、40歳代から増加します。
早期の段階では自覚症状はほとんどなく、気づきにくいがんです。進行すると便に血が混じる(血便や下血)、便の表面に血液が付着するなどの症状が出ることが多くなり、治療も難しくなってきます。
早期がんのうちに治療できれば身体への負担も軽く、治療後の日常生活への影響も少ないため、毎年検診を受けて早期発見に努めることが大切です。

どんな検査をするの?

大腸がん検診(便潜血検査)は、がんやポリープなどがあると大腸から出血することがあるため、2日分の便を採取し、便に混じった血液を調べる検査です。

  • ※注意
    大腸疾患で治療中の方は、がん検診を受診するかどうかを主治医とご相談ください。

大腸がん検診の流れ

大腸がん検診

*良性の病変と診断された場合には、主治医の指示に従ってください

よくある質問

Q.1 便秘で便潜血検査を2日分出せないのですが・・・
A.

便潜血検査を毎年受けると大腸がんによる死亡率は60%下がると報告されています。2日分出せない場合は、1日分だけでも検診としての効果はあります。

Q.2 便潜血検査で陽性になりました。精密検査を受けなければなりませんか?
A.

「要精密検査」と判定された場合は、必ず精密検査を受けてください。大腸がんは毎日出血しているとは限らないので、1日分でも便潜血検査陽性となったら、精密検査を受ける必要があります。便潜血検査をもう一度受けても精密検査の代わりにはなりません。
もともと痔がある場合でも、痔が原因で出血しているのか、あるいは大腸がんやポリープのために出血しているのかは精密検査をしないと分かりません。自己判断をせずに、必ず精密検査を受けましょう。

参考文献

日本医師会 知っておきたいがん検診
https://www.med.or.jp/forest/gankenshin/type/largeintestine/checkup/

国立研究開発法人国立がん研究センター
https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/colon.html

ピロリ菌検査

胃がんってどんな病気?

胃がんは、胃壁の内側にある粘膜に発生するがんです。初期の段階で自覚症状が出ることは稀です。

胃がんのほとんどは、ピロリ菌感染が原因

胃がんの原因はピロリ菌で、ピロリ菌除菌が胃がんの予防になることが研究で明らかとなっています。
胃がんのほとんどは、ピロリ菌感染が原因

ピロリ菌検査は生涯に一度だけ受けて頂く検査で、翌年以降はその結果に応じて必要な検査を各自で受けて頂くことになります。ワコールでのピロリ菌検査

ピロリ菌が陰性であっても、定期的な胃カメラ検査を推奨しています。胃カメラ検査の実施間隔につきましては、医師へご相談ください。
50歳以上の方は、市民検診もご活用いただけます。

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